3.男性が育休中にやること
①家事全般
男性が育休中に何をするか?
これは育休について知っている人と知らない人で、大きなイメージの違いがあります。
「育児休業やから母親と一緒に生まれてきた子の面倒見るんでしょ?」
これが大きな誤解です。
生まれてきた子の面倒を見るだけではございません。
母親は出産の際にとても体力を使い、体がぼろぼろの状態です。
そんな状態で少しでも目を離すと死んでしまうような生き物を育てないといけないのです。
心身ともにめちゃくちゃ負担がかかります。
そこで男性は生まれてきた子供の世話だけでなく、産後の母親のサポートをする必要があります。
掃除・洗濯・炊事をして、生まれてきた子の面倒をみることで母親が体を休めてる時間を作ります。
まずは母親の代わりに家事をするというのが育休中の必須事項と覚えておいてください。
②夫婦の働き方を話し合い、シミュレーションする。
育休中に『子育てをしながらの夫婦の働き方』について話し合いましょう。
特に一人目の子供が生まれたときは夫婦の生活が大きく変わります。
育児の役割分担がとても大切です。
家族で一緒にいる時間が多い育休中にこそ、しっかり時間をかけて話し合いましょう。
そして実際にシミュレーションをして無理がないか確かめることも大切です。
あまり女性にばかり負担をかけてしまうと育児ノイローゼや家庭崩壊につながります。
夫婦で無理なく子育てができるイメージを作っておきましょう。
③家族の時間を楽しむ
慣れていないと育児は負担になると感じてしまいますが、妻や子供との時間を全力で楽しみましょう。
特に子供が親にべったりの時期なんて10年程度しかありません。
皆さんも思春期になるにつれて親離れをして、友達や恋人との時間を優先していたはずです。
あなたの子供もそんな時が来てしまうのです。
4.育児休業のメリット
①働かなくても収入がある
前述したように働かなくても給料の67%が国から保証されます。
普段から収入の2/3で生活している人は、生活レベルを変えずに家族との時間が増えるのです。
普通に考えて取らないと損です。
②家庭に父親の居場所ができる
よくドラマなんかで仕事ばかりしていて家に居場所がない父親の姿が描かれています。
そうなるのは嫌ですよね・・・。
仕事から帰ると子供が飛びついてきてくれる生活はめちゃくちゃ幸せです。
③夫婦の時間をたくさんとれる
子どもが生まれると夫婦の関係が大きく変わってしまいます。
お互い仕事に育児に忙しくしていると、夫婦の距離が離れてしまう事も多いでしょう。
育休をとることで二人で協力して育児をすることが出来ます。
男性も育休をとることで、育休中は夫婦のきずなが深まる期間になります。
5.育休のデメリット
1.収入が減る
働かなくても収入の67%が保証されるという事は、一時的に収入が普段の67%になってしまいます。
日々ギリギリに生活をしている家庭では大きなデメリットになります。
さらに育休を取るまで気づかない人も多いですが、育児休業給付金が振り込まれるのは育児休業を開始してから4か月後になります。
4か月間収入がなくても生活できるだけの貯蓄が必要です。
生活が厳しい…でも育休を取りたいという方は一時的にローンを借りて、育児休業給付金が入り次第返済するという方法もありです。
2.出世に影響する可能性がある
法律では育児休業をとった労働者に不利になるような人事を行う事は禁止されています。
しかし昔ながらの考え方の会社では出世や昇進に影響する事もあるでしょう。
また数か月現場を離れる事で、育休後の仕事に影響があるかもしれません。
このデメリットは会社にもよりますが、ご自身と家族のワークライフバランスを考えて慎重に選択をしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
育児休業は男性も絶対に取った方がいい制度なのに、なかなか取得率が上がりません。
やはり男性自身が育児休業について理解していない事が原因ではないでしょうか?
今後子供を授かる機会がある方は、必ず家族と育休取得について話し合ってみて下さい。
また育休を取る可能性がある部下を持つ方は、育児休業について理解したうえで育休について部下と話が出来るとマネジメント能力の向上にもつながるでしょう。
それではみなさん、より良い育休ライフをお楽しみください。
コメント
[…] 育児休業の記事でも書きましたが、産後の母体は出産によるダメージが大きいです。 […]