大谷選手通訳の水原氏が解雇 違法賭博とは?危険性は?過去の事件も紹介

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3月21日メジャーリーガー大谷翔平選手の専属通訳である水原氏が解雇されたというニュースが出ました。

開幕直後で前日の試合でも大谷選手と話している姿が放送されていただけに、世界に衝撃を与えるニュースとなりました。

解雇理由は違法賭博、まだ事実かどうかはわかりませんが大谷選手のお金を使っていたという報道もあります。

最近日本ではあまり有名人の逮捕などが報道されることのない違法賭博。

しかし外国では有名人が関与し、大きな話題となることもしばしば。

そこで今回は意外と身近にある違法賭博と大きな事件となったケースについて解説いたします。

ギャンブル好きな方は軽い気持ちで手を出してしまわないように注意してください。

 

1.違法賭博とは

日本でいう『違法賭博』は一般的に刑法185~187条に該当する賭博罪を指します。

簡単に言うと【運要素の強い勝負ごとで、お金や高価なものを賭ける行為をする】と罪に問われるというもの。

「パチンコや競馬はいいの?」と疑問に思う方もいるでしょう。

競馬や競輪、スポーツ振興くじ(toto)などは国が定める公営ギャンブルで別の法律で守られています。

パチンコは三点方式という謎のシステムで超グレーゾーンですが罪になっていません。

海外ではカジノが合法と認められている国も多いですね。

『違法ギャンブル』とはこのように国が認めたギャンブル以外です。

今回の事件があったアメリカでは州ごとに法律が違います

カリフォルニア州ではスポーツ賭博が違法という事で問題になったようです。

日本では裏カジノや野球賭博がしばしば摘発されています。

そして注意が必要なのは仲間内でのかけ事も違法賭博に当たります

「友達同士で麻雀をしてお金を賭ける」「休み時間ポーカーで小銭をかける」

身に覚えのある方もいるのではないでしょうか。

仲間内ならリークされて捕まることは少なでしょうが、一応賭博罪に当たります。

「じゃんけんで負けたらお茶をおごりで買ってくる」

「ゲームで負けたら昼飯おごり」

軽食や飲料など『一時の娯楽に供するもの』を賭ける場合は賭博罪に当たらないとされています。

 

2.違法賭博の問題点

①反社会的グループの収入源

違法賭博の元締めの多くは、暴力団などの反社会的グループといわれています。

まぁ暴力団じゃなくても違法賭博ができる場所を経営している時点で反社会的ですよね。

そしてギャンブルは大金が動きますので、そのお金が反社会的グループの手に渡ると新たな犯罪に使われる可能性が高いです。

またマネーロンダリング脱税にも利用されます。

そのため違法賭博は秩序・治安を守るためにも厳しく取り締まられます。

 

②スポーツの競技性が損なわれる

今回水原氏の違法賭博が発覚した原因もこちらです。

海外で時々ありますが、スポーツ選手がスポーツ賭博をするというもの。

もし自分が出ている試合で、1試合わざと負ければ大金が手に入るとすればどうでしょうか。

手を抜いてしまう選手がいるかもしれません。

さらにギャンブルで借金まみれになった選手に、胴元が八百長を強要するケースもあります。

そんなことがあればスポーツとして成り立ちませんし、ファンやスポーツを侮辱する行為です。

このような理由でスポーツ選手の賭博はかなり監視が厳しくなります。

違法賭博じゃなくても、スポーツ選手が自身の競技に関する賭博に関与することは禁止です。

なので競馬の騎手が馬券を買ったり、Jリーガーがtotoを購入するのも厳しく取り締まられています。

今回水原氏の違法賭博が発覚した背景も、大谷選手の口座からブックメーカー(スポーツ賭博サイト)への送金が確認されたからといわれています。

一部報道では水原氏の賭博でできた借金の肩代わりといわれていますが、大谷選手の口座からスポーツ賭博のサイトへ多額の資金流入があったため捜査されたのかもしれません。

 

③ギャンブル依存症問題

日本だけでなく世界的に問題とされているギャンブル依存症。

日本の違法賭博は射幸性が高いギャンブルが多いです。

「射幸性が高い」とはギャンブル性が高く大きなお金が動くもの。

パチンコやスロットで昔の台が規制されたのもこの射幸性が原因です。

あくまでも遊戯とされているパチンコやスロットで1回当たれば十万以上稼げるけど、数分で数万円なくなるって普通の感覚なら怖いですよね。

裏カジノではこのような昔の台が使われているところもあります。

そしてギャンブル中毒者は大体負け続けて借金まみれになり人生詰みます。

家族に迷惑をかけて家庭崩壊となるケースも珍しくありません。

海外ではスポーツ選手がスポーツ賭博で摘発されると、ギャンブル中毒更生プログラムに参加させられます。

 

3.違法賭博の有名な事件

①サッカーイタリア代表違法賭博事件

最近のスポーツ界の違法賭博事件では、最もインパクトが大きかった事件。

2023年ユーロ予選真っ只中のイタリア代表選手数名が、違法賭博に関与したとして代表を離脱。

その中にはイタリア代表の未来を背負うと期待されるサンドロ・トナーリ選手の名前もありました。

セリエAのACミランからイングランドプレミアリーグにイタリア人選手としては史上最高額の移籍金7000万ユーロ(約110億円)で移籍。

高額移籍直後に発覚したスキャンダル、サッカー賭博にも関与していたという事もあり最終的に10か月の出場停止処分が下されました。

23歳の将来有望な選手が1シーズンを棒に振るという衝撃的な結末で幕を閉じました。

現在出場停止処分中のトナーリ選手はギャンブル依存症の治療を受けていると言われています。

 

②大相撲野球賭博問題

日本国内のスポーツ賭博問題で一番話題になった事件です。

2010年に発覚した現役力士の違法賭博関与問題

捜査の過程で八百長の可能性も指摘され、日本の国技相撲と暴力団の関係が公になる大事件に発展しました。

当時大関の琴光喜をはじめ60人以上が処分され、2011年の春場所中止

さらには八百長に関与したとされる力士19名が引退となりました。

この事件は連日報道されており八百長に関しては大相撲ファンを裏切る行為であり、相撲人気低下にもつながる重大な事件だったと記憶しています。

 

③黒川杯

 

こちらも日本であった違法賭博事件。

2020年東京高等検察庁の幹事長であった黒川弘務氏が産経新聞記者、朝日新聞記者と賭け麻雀を行ったと週刊誌で報道されました。

その際法務省の川原刑事局長が『点ピン(1000点100円)なので高額とは言えないレート』と発言、黒川氏に処分がない事が問題となりました。

この問題を受けて有志の市民グループがTwitterで参加者をつのり、点ピンで賭け麻雀を行うと公表した『黒川杯』を開催。

東京都中央合同庁舎6号館前の歩道橋下で行った事で、参加者と警察官が衝突する事態となりました。

結局警察との押し問答があり、黒川杯は東3局で終了。

半荘予定の麻雀だったので、賭けが成立しないまま終わりました。

様々な著名人がSNS上で話題にした事もあり、当日はテレビ関係者や記者などのメディア、やじうま、警察官などが集まる異常な光景でした。

最近の政治家裏金問題などと同じく、国民が納得しない不正がSNSを通じて大炎上した事件です。

 

まとめ

国民的大スターである大谷翔平選手の通訳が違法賭博で解雇されるという衝撃的な事件。

今回はそんな違法賭博について記事を書きました。

安定した生活を送っている人でも溺れてしまうのでギャンブル依存症は怖いですね。

最近日本でもオンラインカジノが話題ですが、海外のサイトでも違法賭博に当たるケースがほとんどです。

怪しいギャンブルは身を亡ぼすので手を出さないようにしてください!

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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