2022年5月末、政府からマスク着用についての方針が発表されました。
その中には、【2メートル以上を目安に、周りの人との距離が確保できる場面では、屋内で会話をする場合を除いて「着用の必要はない」】とあります。
日本でコロナ流行後、政府から『マスクを着用する必要がない』と明確に示された初めての発表ではないでしょうか。
この発表の影響、マスク着用のメリット・デメリットについて今回は書かせていただきます。
1.マスク着用解除について
2022年6月現在、都市部では道を歩く人の9割以上がマスクをしています。
逆にマスクをしていない人がいると、その人に目が行ってしまう人も多いのではないでしょうか?
日本や中国などアジアではマスク着用が当たりまえとなり、マスクをしていないと周囲からひんしゅくを買ってしまうことも多いです。
しかしアメリカやイギリス、オーストラリアなどではすでにマスクをしない人も増えています。
日本は欧米と比べてマスク文化です。
コロナ流行前でも花粉症やインフルエンザの時期はマスクをしている人が多かったですよね。
そして日本人は周りに合わせる力が高いです。
その分周りと異なる人は目立ってしまう傾向にあります。
なので日本ではこのような政府の方針が公表されてもマスクをしている人が減るまでは時間がかかるでしょう。
2.マスク着用のメリット
①感染症の減少
コロナ流行後、劇的に減ったものの一つにインフルエンザの患者数が挙げられます。
例年日本国内で1000万人いると言われていたインフルエンザの感染者数が激減しました。
マスクだけでなく、手洗いやうがい、消毒などの意識が高まったこともあります。
統計的にマスク着用で感染症が減らすことが出来たと言えるでしょう。
②マスクで顔が隠れる
マスクで顔の半分が隠れます。
男性なら少し髭剃りをサボってもバレません。
女性ならメイクをサボってもバレません。
朝の支度の時間が減るでしょう。
私の友人でマスクをするから大丈夫と言いヒゲを伸ばしている人もいます。
また顔が隠れることで表情を読まれにくくなることもメリットです。
イライラを隠せたり、笑みを隠すこともできます。
③乾燥を防いでくれる
マスクを着用する機会が増えて唇の荒れが少なくなった方も多いのではないでしょうか。
マスクを着用する事で紫外線や乾燥した外気から肌を守ることが出来ます。
私もマスクをする機会が増え、リップを使わなくなりました。
もともとコロナが流行する前から乾燥対策でマスクをする女性もいましたよね。
3.マスク着用のデメリット
①マスク着用に起因する健康被害
長時間マスクを着用する医療従事者を対象とした調査で、マスクを長時間着用する事で頭痛・皮膚炎の症状が増加したと報告されています。
長時間マスクをしたまま仕事をすることで十分に酸素を取り込めなくなり、頭痛の原因になっていると考えることが出来ます。
皮膚炎はマスクと皮膚の接触、マスクゴム部分と耳の接触により起こると考えられます。
またマスクをしたまま屋外での力仕事をしたり、運動をすることで熱中症のリスクも増加します。
②金銭的圧迫
マスクもタダではありません。
一枚数十円します。
毎日つけるので安いものを探してみると楽天でこんな感じのが見つかりました。
|
しかし「安すぎるマスクを使うと耳が痛くなる」という方も結構います。
少しオシャレをしようとするとその分コストも上がります。
布マスクより不織布マスクの方が有効性が高いので使い捨てマスクを毎日使う人がほとんどでしょう。
安価なマスクを使った場合でも月に1人数百円の出費が発生しています。
③相手の表情が読めない
これはメリットでもありましたが、顔が隠れてしまいます。
自分もマスクで表情が隠せますが、相手の表情も見えなくなります。
表情が見えないと感情が読みづらくなるので、コミュニケーションに支障が出ることもあります。
また表情が見えない事の弊害は、子供の成長にも影響すると言われています。
先生の顔全体が見えず、表情がわからない状態でコミュニケーションをとらないといけない状況の子どもへの影響が心配されています。
まとめ
今回はマスク着用解除のニュースが出てきたので、マスクについて記事を書きました。
皆さんはまだマスクをつけての生活を続けますか?
屋外でマスクをつける人は、今後少しずつ減ってくるでしょう。
私は医療従事者としても働いているので当分マスクはつけると思います。
しかしこれから暑くなる季節、マスクが不快に感じることも多いと思います。
以前の記事でおすすめマスクを紹介していますので是非ご覧ください。
コメント