今回は少し重たいですが、仕事と鬱についてお話しします。
皆さんは仕事に行くのがつらいと思った事はありませんか?
それはうつ病のサインかもしれません。
私は行きたくないと思う事はしょっちゅうですが、つらいとまで思う事はありません。
では「仕事がだるいだけ人」と「仕事でうつになっている人」の違いは何でしょうか?
1.仕事がだるいだけ人の特徴
①何らかの原因で体がしんどい
夜更かしして寝不足、飲みすぎて二日酔い、風邪ひいてしんどいなど何らかの原因で体の状態が万全でないため仕事に行きたくない事もあるでしょう。
仕事に行きたくない理由が原因のわかっている体調不良の場合はうつ病の可能性は低いです。
まずは原因をつぶして体調を万全にしましょう。
②他にやりたいことがある
発売したばかりのゲームがしたい、子供と遊びに行きたい、旅行に行きたいなどやりたい事が他にあって仕事に行きたくないと思う方も多いでしょう。
私も常にこのタイプです(笑)
仕事以外にやりたいことがあって仕事に行きたくない場合もうつ病の可能性は低いです。
③仕事に行く過程に原因がある
暑い・寒いので家から出たくない、朝が弱くて起きられないなど仕事に行く過程に行きたくない原因がある人も多いかもしれません。
特に寒い時期は布団から出るのが苦痛ですよね?
このタイプもうつ病の可能性は低いでしょう。
2.仕事でうつになっている人の特徴
①仕事が原因で体に異常が出ている
仕事のことを考えると嫌で眠れない、吐き気がする、腹痛や下痢があるなど体に異常が出ている人は要注意です。
普通仕事が嫌だからと言って、仕事のことを考えるだけで体調まで悪くなることはないですよね?
なので体に異常が出ている方は、うつになりかけているサインです。
すぐに心療内科を受診しましょう。
②何もやる気がおきない
仕事に対してやる気が出ないだけでなく、今まで楽しめていた趣味や家族のの時間も楽しめない・やる気が出ない。
そんな方はうつの始まりかもしれません。
さらこの状態が続くとうつの症状は悪化するばかりです。
仕事も嫌でプライベートも楽しめないと人生いいことないですからね。
早めに問題を解決する必要があります。
③情緒不安定
突然涙を流したり、通勤途中で急に死にたくなったりといった事があれば特に危険な状態です。
急に死にたくなるというのはイメージがつきやすいですが、突然涙を流すという人は意外と多いです。
ご自身だけでなく周りにそのような人がいたら危険な状態ですので、早急な対応が必要です。
3.仕事でうつになった時の対処法
①まずは病院に
少しでも自分がうつになっていると感じた場合は、必ず心療内科を受診してください。
うつは環境要因、遺伝、性格などいろいろな原因があるらしいですが、正確な原因についてはわかっていません。
うつになってしまった事に対して引け目を感じる必要はないので、風邪ひいてしまった的な感覚で心療内科にかかってください。
何事も早期発見早期治療が重要です。
②仕事を無理に続けない
仕事が原因でうつになってしまった場合は、仕事はやめる方向で考えましょう。
理由は同じ職場に戻ることで再発する可能性が高いうえ、周りの目が気になってしまうことでさらにネガティブになってしまう事があるからです。
また辞める場合はすぐに辞めるのではなく、休職してうつを治療してから辞めることをおすすめします。
傷病休暇を利用する事で給料の何割かが支給されるので、治療に専念することが出来ます。
傷病休暇の申請には医師の診断書が必要になりますのでご注意ください。
③休日はしっかり休む
これはうつになっている方だけでなく、仕事に行くのがしんどいと思っている人全員に言える事です。
「仕事が楽しすぎる!」「仕事が趣味みたいなもの!」という方以外は休みの日は必ず休みましょう。
私も以前の職場では休日に仕事をすることがありました。
別に仕事は好きじゃなかったですが、仕事量が膨大すぎたんですよね。
趣味や家族との時間が減ってしまう事で楽しいと感じることが少なくなり、意欲低下からうつ状態になってしまいます。
さらにうつ状態のまま休まず働き続けると悪化の一途をたどります。
休みの日に仕事をしていい事は全くないのでやめましょう。
休みの日まで仕事をしないといけない会社は辞めてしまいましょう。
まとめ
今回は仕事とうつについてまとめました。
私は医療従事者としてうつ病患者に接したことも多く、マネージャーとしてもうつ傾向の部下に接してきました。
「え?この人が?」と思うような意外な人でも、仕事が原因でうつになってしまいます。
つまりは『誰でもうつになってしまう可能性がある』という事です。
この記事を読んでうつの症状に思い当たる節がある方は、無理をせずすぐに専門医に相談してください。
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