あなたはFIREしたいですか?
「出来る事ならしたいけど、うちにそんな余裕ないよ」という方がほとんどでしょう。
今回ご紹介する山口貴大さん著の『年収300万円FIRE―貯金ゼロから7年でセミリタイアする「お金の増やし方」』では今の年収が低くてもFIREを目指すことが出来る方法について書かれています。
FIREしたいけど諦めている方もこの本を読めば今からでも間に合います。
この本はこんな人におすすめ↓
年収が低くて将来が不安
どれくらいお金がたまればFIREできるか知りたい
1.年収300万円FIREってどんな本?
年収300万円FIREは筆者である山口貴大さんが、『お金持ちではなく、一般人が資産を増やすにはどうすればいいか』という資産運用の考えをまとめた本です。
山口さんも32歳で年収300万円のサラリーマンという状態から、現在は資産運用で経済的自由のある完全リタイアを実現しています。
実際に30代で年収300万円からFIREした方の書籍という事で、同じように完全なリタイアとまではいかないまでも再現性の高い資産形成の本です。
2.年収300万円FIREで学べる事
①重要なのは貯蓄率
まずはじめに、「FIREするにあたって一番大切な事は年収ではなく貯蓄率である」と筆者は書いています。
貯蓄率とは年収に対する貯蓄の割合です。
年収が高いが生活費が多く貯蓄できない人よりも、年収が低くても生活費が少なく貯蓄に回せるお金が多い人がFIREしやすいというものです。
車や家のローン、子供の教育費が必要な年収800万円のサラリーマンよりも、独身で家・車なし、年収300万円のサラーリーマンの方がFIREには近いという事です。
そしてこのことを裏付ける事実として、現在資産1億円以上の富裕層と呼ばれる人たちの4分の1は年収500万円以下だそうです。
FIREと聞くと大変そうですが、年収500万円なら目指せそうですよね?
②FIREには4種類ある
皆さん、FIREと聞くと仕事をせずに不労所得だけで生活できる人のことをイメージするでしょう。
しかしFIREにはいろいろな形が存在します。
・FatFIRE
FIREと聞いて多くの人がイメージする資産収入だけで贅沢な暮らしができるFIRE。
莫大な資産が必要で一般人が目指すにはハードルが高い。
・LeanFIRE
極限まで生活費を切り詰めることで達成できるFIRE。
少ない資産収入でも生活できるよう倹約しなければならない。
・CaostFIRE
資産収入があるので、自分の好きなことを仕事にするFIRE。
資産収入+好きな事で稼いだ収入で生活。
・BaristaFIRE
資産収入+労働収入で生活する通称サイドFIRE。
資産収入があるため長時間労働をする必要がなく、自分の時間を大切にすることが出来ます。
4つのFIREのなかでも多くの人が憧れるFatFIREは多大な努力かありえない幸運がなければ達成するのは難しいでしょう。
なので普通の人はBaristaFIREを目指すべきです。
③FIREの成功はマインド次第
本書ではFIREするために最も大事なものはマインドだと筆者は述べています。
投資に対するマインドや節約に対するマインドなど、自分の欲望に打ち勝ちお金に対するマインドを変えることでFIREを達成することが出来ます。
「節約しよう!」と思っていても、いつもの様に無駄遣いしてしまったり欲しいものを我慢できなかったりすることも多いですよね?
そんな方は是非このほんを読んでFIREを達成できるマインドを身につけてください。
3.年収300万円FIREはこんな人におすすめ
①プライベートを最優先にする生活を送りたい人
もっとプライベートの時間を充実させたいけど、生活費を稼ぐために仕事をしなければいけない。
そんな人は多いでしょう。
資産収入を増やして仕事の時間を減らし、自分の時間を確保するBaristaFIREがおすすめです。
この本にはBaristaFIREを達成するためのマインドセットが書かれているのでとても参考になります。
②やりたい仕事がある人
今の仕事にやりがいはないが、生活のために仕方なく働いている。
本当はやりたいことがあるけど収入面が不安で踏み出せない。
そんな方は資産収入を得ることで、労働収入が多少下がってもやりたい仕事ができるようになります。
③年収が低くて将来が不安な人
今の年収で将来や老後が不安。
そんな方もこの本を一度読むべきです。
年収が300万円でFIREができるなら、将来に向けて貯蓄することも簡単でしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介したのは年収300万円FIREのごく一部です。
この本では具体的に生活費を抑える方法や資産を増やす方法について書かれています。
投資初心者にもわかりやすく投資・投機・ギャンブルの違いについても説明されているので、お金の知識が全くない方でも比較的安全に資産を増やす方法が身につくでしょう。
FIREまで考えていなくても、将来のためにお金を増やしたい方は読む価値のある一冊です。
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