今日は有給休暇です。
みなさんか年間もらえる有給のどれだけを消費できていますか？
私は転職してからちゃんと使えるようになりました。
以前は年間に良くて2.3日消化できるかどうかという感じで、毎年消化しきれない有給休暇が消滅しておりました。
管理職になるとほとんど消化できない状態が当たり前でしたね。
社会人になったばかりの人は、一定期間で有給休暇が消えることを知らない人も多いでしょう。
そこで今回は有給休暇が使えない問題と解決方法について書こうと思います。
2.有給休暇は消えるの？
3.有給休暇を使うために
2020年度の日本企業の有給休暇消化率は56.3%という調査結果が出ています。
「意外と高いやん」と思った方はちゃんと有給休暇を取りましょう。
わたしも高いと思いました。
そしてこの56.3%という数字は世界的にみるとかなり低い数字となっています。
先進国の中ではなんと最下位です。
さらに深堀すると業種別で有給休暇の消化率は大きく変わります。
電気・ガスなどの公共事業や土日祝休みのメーカーは有給休暇消化率が高い傾向にあります。
逆に飲食業やホテルなどのサービス業、小売業などの年中無休の業種は有給休暇消化率が率い傾向にあります。
土日祝休みの業種は年末年始やお盆、ゴールデンウイークといった長期連休のタイミングで有給休暇を消化できます。
年中無休の職種はまとまって有給休暇を消化するタイミングがないので、意識して有給休暇を消化しないと消化できずに持ち越してしまいます。
2.有給休暇は消えるの？
法律上、有給休暇は2年で消えてしまいます。
付与された翌年までは持ち越せますが、持ち越したところで消化できる見込みがない場合は早めに使わないと消えてしまいます。
使わずにどれだけ貯めておいても、40日が上限ですね。
3.有給休暇を使うために
さてここまで読んでいただいた方の中には、有給休暇をもっと取ろうと思った方もいるでしょう。
しかし今まで忙しくて取れなかった有給休暇をいきなり消化するのは難しいかもしれません。
ここからは有給休暇をとるポイントについてお話いたします。
①有給休暇の最低使用日数
2019年の労働基準法改正で、企業は10日以上有給休暇が付与されている労働者には年間5日以上有給休暇を使用させなければならなくなりました。
まずこれが守られていない企業は法律違反です。
私も管理職時代、全員が5日以上取れるようにかなり気を使いました。
ちゃんとした企業で働いていて、有給休暇を5日取れていない方は企業が労働基準法を無視している状態です。
企業は30万円の罰金が科せられます。
有給休暇が5日未満の方は一度上司に相談してみましょう。
法律的に最低5日は取らないといけません。
②人員不足で使えない方
使いたいけど職場の人員が不足していて使えない方。
上司に相談して有給休暇をとるタイミングや時期を決めましょう。
あなたが取れないという事は周りの人も取れません。
その状態では適切な人員配置とは言えないので、有給休暇を遠慮せずに取れる風潮を作りましょう。
注意点としては企業側は有給休暇をとる時期について延期することが出来ます。
繁忙期など業務に影響が出る時期を避けてもらうことが出来るのです。
なのであらかじめ有給休暇をとる時期を相談して、確実に取れるようにしましょう。
③昇格、昇給に影響しそう
有給休暇をとることで昇進に影響が出そう・・・。
そう思う人もいるかもしれません。
そんな企業は辞めてしまいましょう。
しっかり有給休暇を使える会社がある一方で、使えない企業にいる人はワークライフバランスがいいとは言えません。
有給休暇をとれない会社のために、あなたが不幸になる必要はないので早めに決断しましょう。
時代の変化で「休むときはしっかり休んで、働くときは徹底的に成果を出す」という考えの企業が増えてきています。
休み返上で働かせるような時代遅れの企業は淘汰されていくので、早めに転職してしまいましょう。
ちなみに有給休暇を申請するときに詳細な理由を聞く、昇進に影響することをにおわせる、退職を促す等は労働基準法違反です。
万が一そのようなことがあれば労基に訴えてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
世間の有給休暇消化率とあなたの有給休暇消化率にギャップがある場合は確実に損をしています。
私も前職では有給休暇がほとんどとれず休み返上で働くこともありました。
しかし今有給休暇をしっかりとれる企業に転職して、充実した毎日を送っています。
有給休暇の分プライベートが充実しますし、自己啓発などの勉強もはかどります。
有給休暇を使わない事が当たり前になっている方は、一度有給休暇を使えば何が出来るかを考えてみて下さい。
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